- SNSなどでよくみる「自己肯定感が低い」って何?
- すぐに悩みを抱えてしまうけれど、何が原因かわからない・・・
- どうして自己肯定感が低くなるんだろうか
現代人は日々たくさんの決断を行いますが伴って増えるのは悩みです。
そんな悩みには「自己肯定感の低さ」が関わっているかもしれません。
この記事では、自己肯定感とは何かを解説していきます。
私はHSPが無理なく活躍するために、どのような姿勢で取り組むべきか考えています。
その観点で自己肯定感やHSPに関する本を10冊以上読みました。
取得した知識をふんだんに盛り込んでいますので、ぜひご覧ください。
無理に高めるのは危険?
そんな自己肯定感を深堀していきます。
この記事を読めばわかること
自己肯定感とは
「ありのままに生きているだけで自分自身に価値があると思うこと」が自己肯定感といわれ、高い・低いというように表されます。
「自己肯定感が高い」=「あらゆるものに自信を持っている」というイメージです。明確な定義はないので、ふわっと捉えてください。
自己肯定感の低さを解消するには、他人に認められるよりも、自分が自分を認めてあげることが効果的とされます。
自己肯定感の高い人と低い人の違い
自己肯定感の高い人と低い人では、思考や行動が異なる傾向があります。
自己肯定感が高い | 自己肯定感が低い |
---|---|
自分で決める | 決断が苦手 |
楽観的に捉えやすい | 自信がない |
やりたいことをやる | 行動力・やる気がない |
よく人と接する | 人付き合いが苦手 |
人と助け合う | うまく人を頼れない |
自分の意志を相手に伝える | 言いたいことを言えない |
自分の軸を持つ | 無意識に人と比べて凹む |
自己肯定感は低い人の方が多いので安心してください。
自己肯定感が低くなりやすい人の特徴
自己肯定感が低くなりやすい人の特徴は下記の通りです。
- 受身なコミュニケーションが多い素直な人
- ものごとを深く考える内向的な人
- 切り替えがうまくできない生真面目な人
自己肯定感が低いことの問題点
自己肯定感が低い人は、人への気遣いを怠りません。自分よりも人を優先してしまうことが多くなり、気づかないのうちに自らを疲弊させてしまうのです。
具体的には・・・
- 人に気遣ってばかりで自分が楽しめない
- 反射的に「頑張る」と言ってしまう
- 誰かに言われた一言が気になって不安になる
- SNSなどで他人の投稿を見て凹む
- どう思われるかが気になってSNS投稿できない
気遣いができることから「優しい人」と思われがちですが、この場合は自分を主張できていないだけです。部下が上司や取引先に失礼の無いように接していることに似ています。
企業に勤めると、労働力の搾取に遭いやすかったり、他人からの依頼を断りきれず溜め込んだりします。他にも、自分自身を「○○の性格をもった人」と定義することを苦手で、他人といると本来の自分がわからなくなることで鬱病を誘発することもあります。
人に気を配っていて自分は後回しにしていても、
自己肯定感の低い人にとっては「自分はできが悪いから人にこれぐらい尽くして当たりまえ」
と考えていたりします。
自己肯定感を構成する3つの力
自己肯定感を構成する力を3つにまとめました。
3つの力が低い、もしくはどれかが欠けていると、自己肯定感が低い症状がでることがあります。
一度自己肯定感が下がると、どんどん自信を奪われる自己肯定感低下スパイラルに陥ることがあります。
それぞれどのような力なのか紹介していきます。
自分の能力を信じる力
自分の力を信じて突き進む力です。
これが高いと本筋に影響のないトラブルを気にせずにうまく事を進められるようになります。
そして、自信を持つことであらゆることに積極的に取り組めるようになります。
「自分でも気にしなくて良い」と感じるような小さいことが気になる性格であれば、以下の対処法を試してみてください。
この能力を高めるポイントは成功体験を積み上げることです。
▼詳しく知りたい方はこちら
ありのままの自分を認める力
人には言えない恥ずかしい失敗をしてしまっても、人に「変わった人だね」と言われても「そんな一面も含めて自分だ」と胸を張って言える、自分自身を認めてあげられる力を指します。
つまり、どう見られるかを過度に気にしている状態です。
どう見られるかを過度に気にしていると落ち込みやすくなります。
この力が強いと落ち込む時間は最小にして、次に向かって進むことができます。
高めるポイントは、自分をよく知って自分の変わっているところを理解したうえで、そんな自分を好きになる。やりたいことをやることです。
人の役に立てたことを受け入れる力
人から「ありがとう」と言ってもらえることは、どれだけ些細であっても大きな功績です。あなたが人に良い影響を及ぼすことができた。これは素晴らしいことですよね。
そんな些細な功績もしっかり受け取れる力を指します。
人から発せられる「感謝のしるし」は、迷わずキャッチして、「今日も人の役に立てた」と噛み締めましょう。
何が感謝されることがわかってくると、人に対して積極的に行動を起こすことができるようになります。
高めるポイントは、毎日感謝されたことを日記に綴ることです。
日々だれかに感謝をされているだろうけれど、
聞き流してしまっていて覚えていないですよね。
なぜ、自己肯定感の低い人が存在するのか
それは、幼少期の家庭でのコミュニケーションが影響しているケースが多いようです。
具体的には・・・
- テストでいい点を取ると褒められた。
- 親に気遣っていたら、親の機嫌が悪くならなくて済んだ。
- 自分で決断しなくても、親のいうことを聞いていたら褒められた。
これらはどこにでもありそうな家庭の光景ですよね。
しかし、子は家庭内では親にしたがっていれば良かったものの、社会での要求は真逆となることがたびたび起こります。
社会に出ると・・・
- いわれたことを頑張っていると視野を広げろと言われる。
- 出会う人すべてに気遣っていると自分がわからなくなる。
- 自分で考えて動け。人を雇う理由は考えて判断できるからだ。
家庭で身につけた「親の言いつけ」は、環境の変化にともなって役に立たなくなるどころか、家庭から社会への変化に適応できなくなる要因になることすらあります。
決して親が悪いわけではないですが、これが自己肯定感が低くなる大きな要因とされています。
親も怠慢で子を縛っていたわけではありません。仕事をして、家事をして、子の面倒を見て、毎日を過ごしていたので、そのときのキャパシティでは子にはそれを強要する方法しか知らなかったのです。
まとめ
自己肯定感についてご理解いただけましたでしょうか。
自己肯定感は「ありのままに生きているだけで自分自身に価値があると思うこと」です。
自己肯定感の3つの力は以下の通りでしたね。
- 自分の能力を信じる力
- ありのままの自分を認める力
- 人の役に立てたことを受け入れる力
3つの力を鍛えることで自己肯定感が低さの解消につながります。
自己肯定感の低さは幼少期の家庭内でのコミュニケーションが関わっていることが多く、誰が悪いわけでもありませんでした。
自己肯定感が低いと悩むかたは、知ることが最初のステップです。
これからも人の役に立てれば嬉しいです。
それでは、また!
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